世界市場を買う

今月から、
SBI証券で『バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF』(VT)
の取り扱いが始まりました。
ついに、「世界市場を買う」ということが、
一般人でも手間をかけずに出来る時代がやってきました。
それも1000株以上買うのならば、
手数料も決して高くありません。
まだまだ、実際の投資のためには、
いくつか超えなくてはならないハードルがありますが、
これは、運用革命が粛々と進行していることの証左です。
ちなみに、私が今書いている本でも、
このニュースは取り上げるつもりです。
会計の専門家が書かせていただいた運用の話は、
とても地味ですが、
世界で起きている運用革命の状況を
いち早く取り上げた本になるかもしれません
(本になるのに、時間がかかって、“いち早く”が
実現しない可能性もありますが・・)。
しかし、昨年、アメリカ市場で上場したETFが、
一年後には、日本でも売買が可能になる・・状況というのは
どう考えるべきでしょうか?
パッシブ運用のキモは、
多くの人が、アクティブ運用をしてくれるところにあります。
しかし、それが逆転して、
ETFの投資が主流になると(今も、そうなりつつありますが・・)、
市場そのものが割高になる・・という皮肉が起こります。
市場は、いつも庶民のお金を飲み込んできました。
過去には、大きな年金基金やプライベートバンクでないと
扱えなかった運用方法が、簡単にできるようになることの
意味は何でしょうか?
最早、パッシブ運用は使えない・・という
事態が起きる可能性・・・?
まだ、よく頭の中でまとまっていませんが、
事のはじめには同乗するにしても、
途中からは降りることを考えた方がよい可能性も
あります。
ここからの運用革命の動きは、見物です。