【困難な時期】と【状況判断】

先日、当社のWEBサイトの下記文章をご覧になって、ご連絡をいただいた方がいらっしゃいます。
「最も困難な創業時を乗り切るためには、やはり経営計画の立案は絶対です。
それも、創業初年度のみならず、その後の5年間も含めた、6ヵ年の経営計画を立案していただきます。
そこまでやって、軌道に乗らないのであれば、早急に見切りをつけるべきです。
必ず次の機会があるのですから。」
この方はおっしゃいました。
起業から2年が経過し、上記文章を読んで考え出したところ、壁にぶつかったと・・・。
そこに商材があったから起業したものの、それが6年後にあるかどうかは考えていなかったと・・・。
そこで私は、以下のようにお伝えしました。
「今からでも遅くはないので、この先の計画を立てて、大いに苦しみましょうよ。
当社はそれを見て、好きな事を言わせてもらいますので(笑)」
この方が、これからどのような計画を立て、そしてどのように行動をされるのかはまだ分かりません。
ただ、たまたま目にした当社WEBサイトの情報から、自社の現状を考えられ、当社にご連絡いただくという判断をされました。
この方にとって、この判断は必須だったと考えます。
状況的にも、これからの行動計画と数字への落とし込みをしておかないと、大変な事態になりかねません。
走りながらでは、気付かない事がたくさんあります。
一度立ち止まって、自らに気付かせなければならない事が山ほどあります。
2008年12月。
今の状況判断が今後数年間の行動に影響を与えるという点について、これ程重要な時期は稀ではないでしょうか?
この金融危機で、損害を受けた方も多い事でしょう。
しかし、状況を見極め、タイミング良く判断された方は、損害を被らずに済んでいます。
一体、何が違うのだと考えられますか?
それは、皆さんもご存じのように、情報の選別、正しい分析及び適切な判断につきます。
何から情報を得て、そこで何を考え、そして何を判断するのか?
今回の金融危機で言えば、株価の暴落前に、岡本は自らの投資をキャッシュポジションに変えていたそうです。
そういう意味では、岡本は金融危機に対して、情報収集・分析・判断を成功させたという事になります。
また、岡本は同時にお客様にもアナウンスしていました。
中には、岡本の話を聞いて、同じくキャッシュポジションにされた方がいるそうです。
自分の考えと一致しているかどうかは別として、“岡本の判断を信じる”と判断された方は、被害を抑える事が出来ました。
今回の金融危機は、一つの状況判断が、大きな影響を与える典型例です。
それでは、皆さんの会社は、ここでどのような判断をされますか?
今の判断は、当面の不況期の行動及び結果に大きな影響を与えます。
判断するための情報は既に入手されていますか?
入手した情報を分析されていますか?
当社は、お手伝いをする事は出来ますが、あくまで判断するのは皆さんです。
ご自身で考えられる必要があります。
今年の年末年始は休みが長そうなので、苦しむ時間もたくさんあると思います。
結果を残す方は、仕事のMらしいですよ(笑)
私の担当としては、今年最後のメルマガになります。
よくお客様に、「読者を追い立てるような文章が多いよね」と言われます。
いまだに、「儲かる」と甘い言葉で釣ろうとしている方が多いので、個人的に逆へ行きたがるのでしょうね(笑)